「奏でる」を叶える。横浜市瀬谷区の音楽・英会話教室

レッスンは「アコースティックピアノ」でないとダメなの?そもそも「電子ピアノ」とそんなに違うの?簡単な例えで考えてみましょう!


 

18歳になると、車の免許を取得できるようになります。教習所では否応なしにセダンタイプの教習車を運転するでしょう。入校時にはマニュアルかオートマ、どちらの免許を取得するか選択しなければなりません。

 

でも、皆さんに朗報です。ピアノは何歳からでも始められます!!!
(いや、そういう話じゃないか…笑)

 

ピアノを習いたい!とおっしゃる方にも様々な背景の方がいらっしゃいます。それは日本の住宅事情だったり、お子さまに習わせるのに「最初から高価な楽器を与えるのは」と二の足を踏んでしまう…。当然の反応です。

そこで、楽器屋さんでも、家電量販店でも手に入る「電子ピアノ」に白羽の矢が!!

ですが、世間的に電子ピアノはアコースティックピアノ(普通のピアノ)と比べて「ピアノ”もどき”」という見方が強いようです。本当にそうでしょうか?

 

 

最近は、色々な車がありますね。軽自動車からセダン、ミニバン、SUV。ガソリン車、ハイブリッド車に電気自動車。

どれも同じ「普通免許」で乗ることができますし、もちろん「車」であることに違いがありません。

また小型軽自動車が100万円程度で購入できるのに対し、大型の車や高級自動車であれば、10倍以上の価格であっても驚きませんよね?

 

ピアノにも同じようなことが言えます。
(もちろん全く同じとは言えませんが)

 

 

これは個人的な考えですが、電子ピアノ(デジタルピアノ)というのも、一つの現代的なピアノであると捉えています。
(これまた個人的な考えですが、デジタルピアノというより「モダンピアノ(modern piano)」としたほうがいいのでは?と思ってます。笑)

それで、今の電子ピアノはどんな点で「ピアノ」なのか。

 

 

他にもアコースティックピアノと共通する点はたくさんあるでしょう。

これが例えば20年前の電子ピアノだとどうでしょうか。

 

 

残念ながらこれらは多くのピアノの先生から「ふん、電子ピアノなんてピアノじゃないわ!」と嫌われる理由となってきました…^^;

 

ですが、これらの問題を克服したのが今の電子ピアノです。
(技術的な面を取り上げればきりがありませんが…)

 

 

いいものは裏切りません。車は大好きだけど普段は軽のファミリーカーに乗っている、という方が高級自動車に乗り換える。となれば、その違いに驚きと感動があるでしょう。

 

ピアノもその点で言えば全く同じです!!

 

普段は電子ピアノを弾いていても、お教室でアコースティックピアノ。発表会などでは、フルコンサートグランドピアノ(略してフルコンとも呼ばれる!)を弾くことになります。

それぞれ振る舞いに差はあります。が、ピアノであることには違いがありません。

 

最初の質問を考えましょう!

 

Q. ピアノレッスンは「アコースティックピアノ」でないとダメ?

A. 初心者の方のご自宅練習用楽器としての電子ピアノは、ある意味定番の選択です。

 

もちろん、アコースティックピアノがいいに決まっています。鍵盤を打鍵した瞬間に伝わってくる感触、ハンマーが弦を叩いて、その響きが楽器全体を共鳴させ、豊かな音色が生まれる…。これはアコースティックならではの楽しさ、面白さです。

 

でも、アコースティックピアノでなければピアノレッスンできない。なんておかしくないですか??

 

固定概念にとらわれすぎて、ピアノを始めたい!弾きたい!という気持ちが先延ばしになってしまうのであれば、まず始めてみよう!というところで電子ピアノも十分選択肢として考えられます。

 

でも、電子ピアノって変なクセがつく、って聞くし…

 

確かに鍵盤の「振る舞い」は違います。でも、違和感は以前に比べて限りなく少なくなりました。

なんて方は、楽器もステップアップしてあげればいいのです。

教室の生徒さんでも、電子ピアノで始めてアコースティックに買い替えられた方もいらっしゃいます。

 

といっても楽器の選択は初めての方には、どれを選んでいいものか、迷ってしまうもの。そんな時は担当の先生に気軽に相談してみてください。ピアノの先輩としての適切なアドバイスが得られると思いますよ!

 

※ この記事は、「アコースティックとデジタル」どちらも同じ、というような見方は意図していません。また特定の電子ピアノをオススメすることも目的ではありません。アコースティックとデジタルに違いがあるのは当然です。ですが、極端に電子ピアノを毛嫌いする必要はありません。実のところ、アコースティックピアノにも色々種類があります。さらに詳しいことについては、今後お伝えできたらと思います。